Yamaoka Yoshimasa
1970年2月、埼玉県蕨市生まれ。1990年に中央工学校建築設計科を卒業し設計事務所に勤務。大型施設の設計に携わるが、小さな住宅設計に魅力を感じて、2002年9月に山岡建築研究所を設立。埼玉県を中心に、数多くのデザイン住宅の建設実績を持つ。
・資格:一級建築士
・埼玉県被災建築物応急危険度判定士
・木造住宅耐震診断・耐震改修技術者:日本建築防災協会
・住宅医:一般社団法人住宅医協会認定
・SE構法 登録建築士
・DIYアドバイザー:日本ドゥ イット ユアセルフ協会
M様邸は、左右完全分離型の二世帯住宅。
外観写真の向かって左側(平屋建て)に親御様世帯、右側(二階建て)にご子息様世帯が住まわれています。上下分離型に比べ、左右分離型は、独立性が高く、プライシーの確保にメリットがあります。
足音や騒音が気にならず。また、平屋部分は当然、階段の上り下りもないため、親御様世帯はバリアフリーの居住空間を実現できます。
親御様が住まわれている平屋部分の間取りは1LDK。
16帖の広々としたリビングダイニングに、施主様のこだわりが詰め込まれています。壁には、調湿効果に優れる漆喰を使い、天井には明かり取り用の窓(天井の一部にすのこを張り、その上に窓があります)を設け、フローリングは無垢材(オーク材)を使いながらも、床暖房を採用、キッチンカウンターの下の棚板は、ダイニングテーブルの高さに合わせて設計、さらに、窓際には、収納を兼ねたウィンドウベンチを全面に設置しているため、家の中に収納家具を必要としないほどです。
住まいの中で、一番長い時間を過ごすリビングダイニング、重要な生活空間を最大限快適に過ごせるように、施主様と一緒にこだわりを実現させていただきました。
M様邸は、建て替えによる新築住宅。
土地面積は約200坪で、ゆったりとした敷地に佇む南欧風の外観は、リゾート住宅のような雰囲気を醸し出しています。ご子息様が住まわれる二階建て建物の間取りは、2LDK。内装も平屋とは異なる意匠になっており、まず目にとまるのは、リビングダイニング。
黒塗装した栗材フローリングと、ストーン調の30cm角タイルを張ったキッチンは、外観の雰囲気そのまま、スタイリッシュな空間。キッチンカウンターの前には明かり取り用の窓を設置。窓枠は窓枠ラックとしても使えるように奥行きをもたせた設計となっております。
2階は、寝室と子供部屋となっており、子供部屋はお子様の成長に合わせ、セパレートできるようになっています。1・2階部分も壁は、調湿・消臭性に優れる珪藻土クロスを使用しているため、建物内全体が落ち着いた雰囲気に仕上がっております。