新潟の築200年超の古民家を移築したレストラン『木こり亭』
『木こり亭』は、新潟の雪深い地方にあった、築200年の合掌造りの古民家を移築&リノベーションした洋食レストラン。店内に一歩足を踏み入れると、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気で、木材が織りなすその独特の空間に、驚嘆の声をあげるお客様も多いとのこと。
200年前の木々に囲まれての食事のひととき
現在の建築では、人の手を加え、あえてまっすぐに育てた木材を使うことがほとんどですが、昔の日本家屋には、自然に育った形のまま、建築材として使用されており、木こり亭で使用されている木材も、雪深い山の斜面で育った木々がそのまま使用されています。積雪の影響で根本が90度に曲がった木も、その形状を活かし、梁として使用されています。
木材の一本一本が太く、このように太く良質の木材は、現代では入手が難しいものばかり。店内の各席・各部屋から、表情の異なる梁や柱を見るだけでも時を忘れるほど。店名のとおり、木々に囲まれた空間で、過ごす食事のひとときは、珠玉のリラックス空間です。
屋根裏は、イベントスペースとしても利用できる空間にリノベーション
合掌造りとは、梁(はり)を山形に組んだ屋根の作り方で、屋根裏のスペースを効率よく活用するために用いられた伝統的な日本家屋の建築様式です。木こり亭の屋根裏は、その合掌造りによる屋根裏空間を、パーティーやワークショップなど、イベントスペースとしても利用できる空間にリノベしました。