古民家とは、主に戦前や大正以前に建てられた伝統構法により建てられた住居のこと。古民家で使用されている木材の多くは、今では手に入らないような立派な梁や柱が使われており、そんな材料も、ただ解体してしまっては廃棄物になってしまいますが、作られた時と逆の手順で丁寧に解体することで、再利用可能な貴重な古材になります。
長いあいだ風雪に耐え、住まう人の生活を見守り、100年の時を経て新材は古材になり、人と共に過ごした日々がその表面に風合いを与えます。メンテナンスを適切に施せば、築年寿命は200年以上と言われる古民家。古民家に住み続ける、あるいは、それを維持し続けることは、日本の伝統技術と文化を後世につなぐことにもなるのです。

吉真建設では、古民家の移築＆リノベーションをご提供しております。日本各地にある空家状態の古民家を買い付け、そのままお客様がご希望される土地へ移築します。もちろんお客様のご意向に沿い、内外観をリノベーションいたします。一般のお住まいや店舗、事務所、旅館や観光施設など、施設の種類は問いません。
古材は、梁1本と柱1本だけを用いても、その空間を古き良き日本の景色に変えることができます。建て替えであっても、元の建物の材料を再利用することで、その家で過ごした歴史や思い出を新しい住まいに引き継ぐことができます。縄文時代から木と草と土で住まいを築いてきた日本人にとって、無垢の木の柱や床、土の塗り壁、障子や襖などの紙で作る家こそ本物の住まいといえるのではないでしょうか。もちろん、古き良き日本の住まいと最新技術との融合も大切です。リフォーム、新築戸建てを生業として50年で培ってきた当社の技術と経験、そこに古民家移築の実績が合わさることで、さまざまなご提案が可能となります。

吉真建設では、古民家の移築・再生ばかりでなく、当社みずから、東北地方で、古民家や古材の買取りも行っております。東北地方で、いま、古民家にお住まいになられ、建て替えをご検討されている方、または、空家になってしまった古民家を所有されている方、ぜひ当社まで、ご連絡ください。
現地調査を行い、そのまま古民家全体を移築物件として買い取りをさせていただくか、痛みが激しい場合は、再利用できる木材を買い取らせていただきます。古民家で使用されている木材を再利用することは、古来の伝統を継承することと、当社では考えております。